建物の概要
ここでは、建物について、お話させていただきます。
僕が購入した、一戸建ては、注文住宅で建築しました。
建物の費用は、約2000万。2階建て。
土地の費用は、約1600万。約400㎡。田舎のため土地は広い。
合計3600万です。
築年数は、13年。
不動産所得について 【会社員が、新築一戸建てを購入する!】 | ひろBlog (hiro101.com)
木造住宅の価値とは?
住宅の価値は、築年数に依存します。
木造住宅としての情報となりますが、
木造住宅の耐用年数は22年と決まっています。
耐用年数とは「減価償却資産が利用に耐える年数」のことで、正式には法定耐用年数といわれます。法定耐用年数が過ぎると税務上の資産価値は、ゼロとなります。
つまり、22年経過後、建物の価値はゼロとなり、土地の価値だけが残ります。
僕の建物の費用は、約2000万。
耐用年数22年で割ると、毎年91万の価値が減ることとなります。
売却検討した築年数12年経過時の、見積もり額 約2600万-。
これは不動産価値も含みます。不動産価値については、路線価により決定されます。
単純に、メーカ利益等の情報はなしにして、この見積もり額 約2600万-を、建物+不動産と考えれると、
不動産価値 約1600万。(購入時と同じとした場合)
建物の価値 約1000万。
ということがわかります。
つまり、当時新築から11年が経過した時の建物の価値は、
約2000万から、約1000万となっていることがわかります。
1000万÷築12年=年83万
毎年、83万の建物価値が減っていることがわかります。
そして、22年経過後、建物の価値はゼロとなり。不動産価値だけが、存在することになります。
重要ポイント
僕が、新築一戸建てを、一生に1回あるか、ないかの買い物をして、
大切な時間を過ごし、お金や時間をたくさん使い、より便利に、より幸せに、書斎を増築したり、品質の良い設備を導入したり、ご自慢のリビングにしたり、したとしても、耐用年数22年経過後、価値はほぼなくなります。
価値という観点から考えると、これらの行為は、自己満足でしかありません。
不動産所得について 【会社員の不運。不動産維持できず、売却か?】 | ひろBlog (hiro101.com)
建物のメンテナンス
しかし、木造住宅の耐用年数22年ですが、これは減価償却の計算に使われるもので、建物の寿命とは関係はありません。そのため、建物のメンテナンスは、最低限する必要があります。
僕の場合は、10年経過したところで、メーカー保証が切れることもあり、10年点検を実施しました。これは、無償ではなく、有償となります。しかも数百万という大金です。
建築会社の大工さんが、建物診断を実施し、今後長期にわたり安心に生活するための改修作業となります。主に、屋根、外壁、基礎の点検があります。
点検の結果、外壁のサイディングとサイディングの継ぎ目に、防雨性を保つための、シーリングが劣化していました。外壁のシーリング塗りなおし作業、雨戸劣化による交換、ベランダの補修、給湯器劣化による交換、畳交換などなど、合計180万ぐらいの見積もりを頂きました。
10年経過すれば、当然劣化もします。
しかしながら、素人では、この見積もりが妥当なのかは、難しいと思いますので、他建築メーカーへ相見積もりを行う方が良いです。結果、120万で対応していただくことになりました。
建築当初、メーカーご担当者から、10年後、有償で、改修作業が必要になるお話は聞いておりましたが、時間の経過とともに、いやなことは忘れてしまうものです。
数百万ものメンテナンス費用をもっている、ご家庭は少ないと思います。
ローンもあるらしいが・・・
重要ポイント
不動産を所有するということは、1年間10万の、メンテナンス費用を予算として、蓄えることが大事なことだと感じました。
ご自分で、建築のメンテナンスが出来ないようであれば、必要経費としてみるべきお金と判断します。
補足
僕の家の屋根は、コロニアルという一般的な材料を使用しています。
コロニアルは他屋根材と比べても価格が安いメリットがあります。
20年程度の耐用年数があるため、10年点検で屋根塗装はしなくても問題ないと判断しました。
お風呂や、トイレ、キッチンなどの水回りについては、10年経過した劣化感がわかるぐらいです。全体的には、問題ない状態です。これらも20年経過後、交換が必要ですね。
所感
メーカー建売と比べ、注文住宅で建築した建物の方が、割高ではありますが、全体的に資材の品質が高く、長持ちすると考えています。
ここまでが、「建物の価値とは」のお話となります。
次が、いよいよ本題の賃貸編となります。
会社員の僕が、自宅新築一戸建てを、賃貸とした方法とは | ひろBlog (hiro101.com)
コメント
[…] 不動産所得について 【新築一戸建ての価値が、減り続けている!】 […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]